ドラフトメモ ピック
2017年8月12日 ドラフトテク コメント (3)* メインカラー・サブカラー
勝率の高いデッキの完成形を考えると
緑ベースの多色やタッチカラーを除き
2色にまとめる形がまず思い浮かぶ。
色を増やせば、それだけ事故が起こりやすい。
事故の少なさとはすなわち安定性であり
安定性がないデッキでは、高い勝率は望めない。
そして単に2色と言っても
両方の色で均等な枚数のスペルを入れるよりは
片方の色に比重を置いたほうが安定性は高い。
初手で土地の色とスペルの色が
食い違う確率を下げるためである。
2つの色で強いカードを順番にピックしていくと
どうしても均等な枚数が選ばれがちだが
ハイリスクハイリターンとなるため注意が必要。
ピック序盤に1色を意識的に主張することで
メインカラーに比重を置いた構築を目指せる。
* 2つの方針
ピックの進め方として
・決め打ちドラフト(主張)
・受けの広いドラフト(協調)
という2つのスタンスが考えられる。
前者は1パック目を開封したときに
ゲームを決定づける強力なレアを引いたときなど
同じ色のカードを優先して取り
その色を触りたいことをアピールする方向性。
後者は1パック目の開封レアが弱かった場合など
単純なカードパワーや使いやすさを基準に
ピックを進めておくことで
空いている色に参入したときのデッキ水準を
どの色に対しても上げておく方向性。
これらは主張か協調かという二択ではなく
直線上を行ったり来たりするようにして
バランスを取る必要がある。
(いま色を主張すべきか?協調に備えるべきか?)
* 空いているアーキタイプを選ぶ
MOのドラフトは通常8人で行うが
色が5つしかない以上は
ひとつひとつの色に関して
取り合いが発生することは必至である。
(卓内で1人しか触らない色が出ることは稀)
そこでアーキタイプ(2色の組)に着目する。
5つの色からペアを作ると10の候補ができあがり
8人でケンカせずに席を分け合うことも可能だ。
* アーキタイプとカードの方向性
空いているアーキタイプの判断材料として、
それぞれのカードが
どのアーキタイプに合致するかを掴む。
(ここは全員が共有しておく必要があるが)
唱えるために同じマナが必要なクリーチャーでも
特徴に差がつけられている。
同じ黒で2マナのコモンクリーチャーでも
前者はディスカードに積極的な赤黒デッキ
後者は序盤を守りたい青黒や黒緑に
それぞれ合致している。
差別化はレアリティが変わっても存在し
特にアンコモンは、アーキタイプが限られた
ピーキーな特徴のものが多い。
勝率の高いデッキの完成形を考えると
緑ベースの多色やタッチカラーを除き
2色にまとめる形がまず思い浮かぶ。
色を増やせば、それだけ事故が起こりやすい。
事故の少なさとはすなわち安定性であり
安定性がないデッキでは、高い勝率は望めない。
そして単に2色と言っても
両方の色で均等な枚数のスペルを入れるよりは
片方の色に比重を置いたほうが安定性は高い。
初手で土地の色とスペルの色が
食い違う確率を下げるためである。
2つの色で強いカードを順番にピックしていくと
どうしても均等な枚数が選ばれがちだが
ハイリスクハイリターンとなるため注意が必要。
ピック序盤に1色を意識的に主張することで
メインカラーに比重を置いた構築を目指せる。
* 2つの方針
ピックの進め方として
・決め打ちドラフト(主張)
・受けの広いドラフト(協調)
という2つのスタンスが考えられる。
前者は1パック目を開封したときに
ゲームを決定づける強力なレアを引いたときなど
同じ色のカードを優先して取り
その色を触りたいことをアピールする方向性。
後者は1パック目の開封レアが弱かった場合など
単純なカードパワーや使いやすさを基準に
ピックを進めておくことで
空いている色に参入したときのデッキ水準を
どの色に対しても上げておく方向性。
これらは主張か協調かという二択ではなく
直線上を行ったり来たりするようにして
バランスを取る必要がある。
(いま色を主張すべきか?協調に備えるべきか?)
* 空いているアーキタイプを選ぶ
MOのドラフトは通常8人で行うが
色が5つしかない以上は
ひとつひとつの色に関して
取り合いが発生することは必至である。
(卓内で1人しか触らない色が出ることは稀)
そこでアーキタイプ(2色の組)に着目する。
5つの色からペアを作ると10の候補ができあがり
8人でケンカせずに席を分け合うことも可能だ。
* アーキタイプとカードの方向性
空いているアーキタイプの判断材料として、
それぞれのカードが
どのアーキタイプに合致するかを掴む。
(ここは全員が共有しておく必要があるが)
唱えるために同じマナが必要なクリーチャーでも
特徴に差がつけられている。
Miasmic Mummy / 瘴気ミイラ (1)(黒)
瘴気ミイラが戦場に出たとき、各プレイヤーはそれぞれカード1枚を捨てる。
2/2
Dune Beetle / 砂丘甲虫 (1)(黒)
1/4
同じ黒で2マナのコモンクリーチャーでも
前者はディスカードに積極的な赤黒デッキ
後者は序盤を守りたい青黒や黒緑に
それぞれ合致している。
差別化はレアリティが変わっても存在し
特にアンコモンは、アーキタイプが限られた
ピーキーな特徴のものが多い。
コメント
事故の少なさとはすなわち安定性であり
安定性がないデッキでは、高い勝率は望めない。
ほんとこれ
そしてマナリスと忘れられた王族の壁とかいう多色化を気にしない神コモン
この環境はアンコモンとレア以上の間のKPの剥離が激しく、レア以外で色主張をすることは無いですね(砂かけ獣程度ならタッチできるし、ほころびミイラ程度なら無理に使うカードで無い)
困ったときは生存者の宿営地や旅行者の護符、黄昏のピラミッド等の何があっても絶対にデッキに入れられるラインのカードを取っておいてレアが流れてきたら全回収して次のレアを待つ、というピックになることが多いです
メインカラー、サブカラーの視点は自分になかったので、今度から意識してみます。
アーティファクトは装備品を含めて丸いものが多いですよね。
マナサポートの多い環境ですし、リーグだと構築時間も無制限なので
かなり多色デッキをやりやすくなった印象です。
そういう意味ではレア待ちの受けドラフトも、いいポジションのひとつですよね。
>>丸井さん
均等2色を全否定するわけではないんですが
土地17枚だとすると10:7、できれば11:6で回るようにすると
いわゆる色事故がとても少なくなる印象があります。
(2つの色それぞれのマナ域にもよりますが…)
ダブルシンボルが絡むと余計にそう感じますね。