DOM Draft キッカー
DOM Draft キッカー
DOM Draft キッカー
* Kicker

呪文を唱える際に
任意で追加のコストを払うことができる。
追加のコストを払うと
より強力な効果が得られる。
追加コストの支払いは1回まで。

支払いが任意であるため
純粋なプラスの能力として捉えることができる。
見返りはクリーチャーのサイズ強化であったり
除去呪文の効果増強であったりとさまざま。

カードとしての旬が 2つあるようなもので
序盤から終盤まで、適切なほうを選んで唱えることができる。

追加コストが生贄やディスカードである場合を除き
ほとんどのキッカーはマナの支払いを要求される。
そのタイプのキッカーは基本的に「やり得」なので
キッカーによる見返りの大小は、あまり考えず
「いつでも唱えたいカードかどうか」というところを
重視して選択したほうが、よい結果を生みそうだ。

キッカーを持つ呪文の評価の基準として
次の2つを考えたい。
 (1) キッカーなしで唱えたときの性能
 (2) キッカーできるタイミング

(1) キッカーなしで唱えたときの性能
たとえば Academy Drake は
キッカーなしでも Wind Drake 相当。
一方でGhitu Chronicler は
2マナ1/3バニラと物足りないスペック。
キッカーなしで唱えても戦力にならないものは
キッカーした場合の効果によほどインパクトがないと
採用しないように心がけたい。

(2) キッカーできるタイミング
リリアナの兄ジョスもキッカー持ち。
ただしキッカーコストを支払うには
黒マナ3つを含む10マナを貯める必要があり
狙ってマナランプするか、かなり低速なデッキを組むことになる。
効果が強力でも、それに惑わされず
本当にキッカーありで唱えることができるのか
よく考えてからピックしていきたい。
ただジョスは4マナ4/5Menaceだから、単なる強キャラ。

その他、キッカーにまつわる要素としては
キッカー専用のマナブーストのようなサポートと
呪文がキッカーされたかどうかを参照するカードがある。
こういったカードも、大量のキッカー呪文を確保できた場合を除き
平常時の性能を評価し、採用するかどうかを決めるべきだろう。

デッキとしては
ミッドレンジやコントロールのような
遅いゲームに持ち込める種類のほうが
キッカーのある呪文を使いこなせる。
コントロールはマナを浮かせて動きたい場面もあるだろうから
マナ加速からデカブツを連発するミッドレンジが、より適切か。
一方でテンポ寄りのアグロでも
キッカーを無視した素のスペックが採用圏内であれば
ためらわずにデッキに投入したほうがよい。
もしかすると、ロングゲームでキッカーが役にたつかもしれない。

キッカーできる十分なマナで唱えられるタイミングで
あえてキッカーせず唱えることで
多少のブラフが発生するかもしれないが
よほどのピンチでなければ、そういった賭けには出ないほうがいいだろう。

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